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甍街道 ふらり 歩き 開催される
去る9月30日(土)・10月1日(日)の両日、『甍街道 ふらり 歩き』が本町会場(旧江津郵便局)と海岸通り会場を設け、
主催:ふらり【fula:Re】
共催:本町地区歴史的建造物
を活かしたまちづくり推進協議会のもと開催されました。
目指したいのは懐かしさ。歴史的建築物の保存はもちろん。
昔ながらの人との繋がり、交わり、ゆったりとした時間。
雄大な江の川。
川から吹く風。
地域への愛着。
あったかいコミュニティ。
思いの詰まったもの。
手作りのあったかさ。
タイムスリップしたような甍街道を、ふらり歩きしてみませんか?
と題して地元産野菜市をはじめ雑貨・手作り商品の販売などのお店も出されました。
当日イベントとして「本町ふらり歩き」が企画されており、建築士会江津支部から梅田・尾川両氏がガイド役として参加しました。
イベントの詳しい内容については ふらり【fula:Re】のホームページでご覧下さい。
http://www.fulare.org

江津本町地区の町並み調査

去る9月2日〜4日神奈川大学工学部建築学科 建築史研究室 西 和夫教授をはじめとする調査団により、第7回本町地区町並み調査が行われ、建築士会からも延べ16名の会員の方の参加協力がありました。
今回の調査は旧江津郵便局をはじめ15件の住宅と土床焼作業場の調査が行われました。
主な調査内容としては、敷地配置・建物の平面断面図作成の為の採寸、小屋裏調査、記録聞き取り調査が行われた。
また、9月3日には、近本大正堂横の空き地にて調査団との親睦会も開かれ大いに親交を深めました。

『桜江町探訪と三江線の旅』
今回は平成16年10月の合併により新しく江津市となった桜江地区を探訪。当初の計画を少し変更し、桜江地区を満喫するために少々盛りだくさんとなった内容であったが、会員及び会員家族の総勢22名での実施となった。前日まで雨で空模様も心配されたが、晴天に恵まれ暑いぐらいの天候の中実施した。
8:30江津駅に集合した一団は数台の車に分乗し、川戸駅に向かい川戸駅で桜江地区の会員と合流した。本田支部長の挨拶の後4台の車に分乗し探訪に出発した。
最初は、坂本地区にある『甘南備寺』を見せていただいた。天平18年(746年)に創建され、代々受け継がれた数々の指定文化財を所有する古いお寺である。
この日は本堂にて住職より寺の歴史について説明を頂き、世界遺産登録を目指している石見銀山との繋がりがあることも知る。また、奥様より説明を頂きながら国の指定重要文化財である大鎖をはじめ貴重な文化財を見せて頂いた。
この後、国内最大級の水のミュージアムと云われる『水の国』へ移動。正直オープン時以来の来館であったが、オープン当初の賑わいはなく、日曜日にもかかわらず客の姿もまばらで、多くの自治体が抱えるこういった施設の問題を垣間見た気がする。

つづいて、昨年の岩龍寺につづき今年も癒し空間への誘いとして滝の見学を盛り込んでみた。
『水の国』よりほど近くにある鹿賀地区にある『観音滝』である。高さ50mから落ちる水の勢いも、前日までの雨で水量も増し普段目にすることがない迫力ある滝を見ることが出来た。

このあと谷住郷地区に移動し、『鮎の掴み取り&バーベキュー』と題して、桜江地区の名物でもあり解禁されたばかりの鮎を食しながら、合併後の桜井地区について意見交換を行いながら会員相互の親睦を深めた。今回は、親子での参加もあり鮎の掴み取りでは楽しい笑い声が絶えなかった。

約6時間にわたる今回の企画も最後。川戸駅よりJR三江線に乗り、普段目にする風景とは違う江の川沿いの景観を車窓より眺め雄大な自然を満喫しながら江津駅に向かった。・・・はずであったが。
(後日談)親睦会で気持ちよく飲みすぎたせいか、汽車の揺れが良かったのか、半数近くの人が景色を見ないまま江津駅に降り立ったとの事でした。
桜江地区にもまだまだ知られていない所がたくさんあります。今回の企画をきっかけとしてまた、探訪してみたいものです。
(江津支部理事 大野康宏 / 大野康宏建築設計)
(社)島根県建築士会江津支部 記念講演会のご案内
建築士会江津支部は建築士の資質と品位の保持向上を図り、江津市における建築文化、産業の発展に寄与することを目的に活動を行っています。
このたび、建築士会江津支部の定時総会に引き続き下記の講演会を企画しております。
国の史蹟名勝である岩国市の錦帯橋五橋の平成の架替工事が完了いたしましたが、この現場において大工棟梁として陣頭指揮されました、海老 次氏をお招きし、祖父・父・ 次氏と3代に渡り錦帯橋に込めた『情熱と文化・歴史・景観』への思いを感じていただきたく、江津においてご講演いただくこととなりました。
折角の機会でもあり建築士会会員はもとより、一般の方々にも講聴いただきたくご案内致します。ふるってご参加下さい。
講演会(無料)
・日 時 :平成18年4月15日(土)
17時30分〜18時30分
・場 所 :地場産業振興センタ−2F
・演 題 :錦帯橋 平成の架替 「匠の心を伝える」
・講 師 :海老 組 代表 海老 次 氏
講師プロフィール
大学卒業後設計事務所勤務
帰郷後 海老 組大工職に専従
代々錦帯橋工事従事
岩国市より錦帯橋巡視員として定期的に錦帯橋全般について調査・報告
平成の架替に当り木橋部分の総括責任者(大工棟梁)
厚生労働省の平成17年度建築部門「現代の名工」
社会活動:NHK「人間ドキュメント」「ようこそ先輩課外授業」等出演
(お問い合わせ先)
江津支部事務局:(有)都設計内
TEL0855-52-1886 FAX0855-52-1241
mail:arch@e-iwami.com

本町調査報告 尾川隆康
さる9月17日(土)〜19日(月)神奈川大学西研究室による、第5回江津本町調査が行われた。今回は海岸通りの住宅や蔵の調査、各種集落地図の作成などが報告された。
海岸通りの民家調査は今回はじめてである。
明治33年(1900)建築の平田家住宅は床の間がいくつもあり、木材も上質なものでかなり質の高い住宅である。当時の本町の生活文化がうかがわれる、貴重な発見だった。
19日には東向寺で報告会が開催され、地元住民・建築士会会員など35人が集まった。本町と海岸通りの2地区で戦前の歴史的建物が約140軒あり、現在35軒が調査済みである。特徴として・石州瓦・切り妻屋根で平入り・軒裏まで漆喰塗りということで、通りに面して格子や大和塀を設けると効果的に修景できるということだった。
また、周辺の山や江川をはじめ水路や路地お寺やお宮の参道や石垣・境内など、自然や歴史に彩られた環境に囲まれていることを認識して、それらも大事にしてほしいという提言が行われた。
最後に西教授からお話があり、石見銀山が世界遺産指定になれば、元石見銀山領だった本町がいかに連携して観光客の受け入れ体制を準備できるかが課題であろう、ということだった。
集まった住民の方々は興味深く受け止めていた様子だった。


H17年度第1回建築サロン H17.8.23
今年度第1回建築サロンが8月23日開催されました、今回の企画は「健康で持続可能なライフスタイル」をテーマに住宅環境の観点より、城東テクノ(株)の「jotoキソパッキング工法」と(株)ナカイの木造制震「GVA工法」を取り上げました。
概要をピックアップしました。参加されなかった会員の皆様、参考にして下さい。
(1)城東テクノ(株) 講師:青山マーケチィング部課長・吉村広島営業所所長
・過去30年間で100万棟の採用実績
・2002年4月1日以降、クロルピリホスの使用禁止により、新たに床下カビが発生しやすい状況となっている
・「jotoキソパッキング工法」は自然の風の流れを利用した全周換気で腐朽菌やシロアリが繁殖しにくい床下環境を造る工法
・キソパッキング工法にするとシロアリ補償がついている
・シロアリ補償制度の防腐、防蟻措置について
・jotoキソパッキング工法の〔蟻害損害賠償責任保証制度〕のご案内
ホームページ:http://www.joto.com/
(2)(株)カナイ 講師:並木常務取締役・高田関西事業所所長
・現在、全国に」1150万戸の危険建物があり、国は2015年までに9割の耐震補強の目標
・品格法の耐震等級(T):建築基準法による 震度6〜7 加速度300〜400
((財)建材試験センターにおいて、内外装を取り除いた耐震等級(T)の構造の実験を行った所倒壊した)
・免震工法:東西南北に50cm程度動く(周囲1m程度必要)
・制振工法の目的は建物の財産価値を守る
・「GVA工法」の特徴
○40坪程度の面積の場合、1階8壁、2階4壁 目安
○この工法自体には、現在壁倍率はない(基準法の壁量計算+αとなる)
○バランス良く入れる必要有り
○層間変位1/60でロック
○実験では、「GVA工法」+合板壁で耐力アップ
○単価 1壁5万×12ヶ所=60万が目安
○壁施工の両側柱脚に3.0tのアンカーボルト必要
○ 制振ダンパーの寿命は100年とみている
ホームページ:http://www.kana-e.co.jp/
以上、短い時間内での説明ではありましたが、
今後利用可能な有意義な勉強会になったのではないでしょうか。
会員の皆様には多数参加いただきありがとうございました。

    
建築士の日記念事業 第13回「わが街・再発見」
平成17年度の「わが街・再発見」は、「癒し空間と古建築」と題し江津市の東部波積町で実施した、この地域は江戸時代大森銀山の領内をまとめる為設けられた、6組[大屋組・佐摩組(大森組)九日市組・久村組・大田組・波積組]の内の1つ波積組(郷田、渡津、浅利、黒松、松川、都治、波積その他あわせて35カ村)の置かれた所である。
この地域には現在波積ダムが計画されており、移転の為の団地造成等が進んでいる、又ダムの底に消えていく古寺建築等あり今回計画を行った、当日は曇り空ではあったが雨も降らず、会員および一般参加者24名が参加した。
まず天正年間(1573〜1591)に曹洞宗に改宗開山された、福城寺を訪れた現本堂は寛永4年(1751)の再建である、長押における「葡萄の透かし彫」、麒麟や漠の彫り、天井の龍絵、仏様を守る16羅漢、又大森の500羅漢と同作者といわれる石像等、お寺さんの話しとあわせ歴史を感じる時間をすごせた、隣接する石田家も長屋門が残っており、波積組35カ村の庄屋総代を代々務めると共に、製鉄業(たたら)を営み一時代を築いた面影をしのばせる。
次に波積の地名の由来となる高倉山八幡宮を訪れた、ここから地元の森下房義氏に説明をお願いした、この宮の境内林は江津市指定天然記念物となっており、208段の折れ曲がった階段を登ってゆくと、拝殿前の左右に幹の周り3.6Mを超える大杉がある、以前は松の巨木があったとの説明があった、しばし感慨にふけり休憩。
次にダム予定地周辺へ向かった、ダム工事により姿を消す岩滝寺及び岩滝寺滝である、岩滝寺は文亀元年(806〜810)弘法大師の創立さらた霊場と伝えられ、文亀元年(1501)臨済宗、更に天正の頃(1573〜1591)曹洞宗に改宗、基本堂は文政3年(1821)に再建された、残念ながら当日は住職留守の為内部は見れなかった、周囲には川が流れておりせせらぎが心地よい、次に裏の滝に向かった、小高い丘の上から滝を望むと、高さ110M、幅18米、4段の滝が眺められた、森下氏と共に滝の淵まで行ってダム建設後の状況の説明を受けた、最大水量の時は滝の半分程度水没の様ではあるが、滝の風情はその後も楽しめそうだこの周辺の自然林は、市の天然記念物に指定されており秋の紅葉時期が楽しみだ。
    
短い時間ではあったが、長年培われてきた歴史と伝統を見聞きした事は心に余裕を与えてくれる、一般参加者の方々も直に説明を受けると新しい発見が出来て良いとの意見があった、最後に来年も会いましょうと約束し別れた、大変充実した日であった。

  
先般策定された、江津市都市計画マスタープラン及び江津市住宅マスタープランは、その策定の段階で本支部も積極的に関わったものであり、これらの内容や意図するところを本支部の会員に周知してもらい、今後の建築士業務を進める上でこれらのマスタープランを十分に理解した上で、業務の遂行をしてもらうことが出来るよう、建築サロンでその概要を江津市よりご説明いただきました。
当日は、木村都市建設課長(支部理事)よりごあいさつをいただいたあと、江津市都市計画マスタープラン及び江津市住宅マスタープランの概要について、都市建設課の担当者よりご説明をいただきました。また質疑応答では、マスタープランに盛り込まれた制度の詳しい内容や、桜江町との合併後のマスタープランの取り扱い等について質問があり、盛会のうちに終了しました。
建築サロンに参加できなかった方は、江津市ホームページで各マスタープランの概要を見ることが出来ますのでぜひ一度ご覧ください。
江津市都市計画マスタープラン
http://www.city.gotsu.shimane.jp/top/o3-toshike.html
江津市住宅マスタープラン
http://www.city.gotsu.shimane.jp/top/o4-toshike.html

  
建築士会江津支部と地元のまちづくり推進協議会が協力しー天領江津本町甍街道を考えるーと題して「江津本町まちづくりミニシンポジウム」を開催しました。
江津本町地区は北前船の寄港地や江の川の舟運で栄え、今でもその繁栄ぶりをうかがい知ることのできる多くの建築物や工作物が残っています。このシンポジウムは神奈川大学建築史研究室の3回目となる町並み調査に合わせ急遽開催しましたが、会場の江津町円覚寺本堂には熱い中、70名を超える地区民の方々が集まり、建築士会の発表などに熱心に耳を傾けていました。
発表は地元の「江津本町歴史的建造物を活かしたまちづくり推進協議会」から昨年7月の協議会結成以降の様々な活動の報告があり、建築士会江津支部からは尾川専務理事がこれまで支部で検討を重ねてきた「江津本町まち並み景観整備構想」を発表しました。建築士会のこの発表により、これまで住民には漠然としか解らなかったまちづくりの方向性が見えてきたのではないかと思います。
最後に神奈川大学西和夫教授(文化庁文化審議委員)から3回におよぶ江津本町のまち並み調査の結果に基づき「まち並み保全の意義と本町の価値」についてご講演をいただきました。西教授によりますと、江戸時代までさかのぼる建築物の集積地である江津本町は全国的に見ても大変貴重であるとのことであり、一棟また一棟と姿を消す前に何らかの手を打つ必要があると力説されました。
平成11年のまち並みウオッチングで江津本町を取上げて以来、江津支部では江津本町の価値に着目し、まち並みの保全と活用方法を検討してきております。最近では行政も江津支部の活動に理解を示し、新聞雑誌でも取上げられることも多くなりました。しかし、この様な支部の活動に対して、ある方は本町のまち並み保全は20年遅いと。そしてある方は住民意識を高めまち並みを整備活用するには10年早いと。こんな意見も多く聞くところですが、江津支部では地域に溶け込み、一歩ずつ前に進んで行きたいと考えています。

 
日本製紙鰍フ工場用地約10haが済生会江津総合病院を中心にした公共施設用地シビックセンターゾーンとして整備されることとなり、この秋より解体工事に着手される床面積約28,000uの倉庫群(元は新日本レイヨン轄]津工場)を見学しました。当日は戦時中、この工場で砲弾の薬莢製造に携わっていた方などが多数訪れ、当時の思い出などを語りながら見学されていました。
今回の行事を通じ、大正14年の片倉製糸轄]津工場の誘致に始まり現在の日本製紙鰍フ立地に至るまでの先人達の「工都江津」を目指した努力の足跡を知り、また工場誘致と関連した鉄道や国道、港湾の整備、さらに駅前の中心市街地の形成など現在の江津が形づくられた全ての要因を体系的に知ることができました。
倉庫見学の後は会場を変え、日本製紙の親江館(旧社屋)で日本製紙OBの小谷冨雄さんから、戦前戦後の工場と江津の様子を会社内での旧帝大・旧高専卒の新入社員と地元の一般社員の賃金や待遇面の格差などのエピソードや国際的な時代背景などを交えながらご講演いただきました。
江津市でも様々な定住施策が進められていますが、まずはこの地に住む市民一人一人が地域の歴史や先人達のまちづくりに対する努力や思いを知り、地域への愛着を持つ事が定住施策の第一歩ではないかと感じた「わが街 再発見」でした。
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